飛六天


飛颯天・翔

名前:水上翔/みずかみ・かける
年齢:16歳
性別:男
職業:高校一年生、飛颯天

人態

明朗快活、スポーツが好きだが絶望的に体力のない少年。父親と二人暮らし。
ひょんなことから俊足さに潜在魔力の高さを見出され、飛六天の一柱である風の神・飛颯天(ヒサツテン)にスカウトされる。

半神半人となることで超常的な力を得たことに戸惑っている。
できるならば飛颯天であることを投げ出したいと考えているが、密かに思いを寄せる相手・築城沙夜からの頼みであることと、他に該当者がいないなら自分がやるしかないなあという中途半端な使命感を理由に(半ば投げやりに)現状を受け入れる。

好物はたこ焼き。どんな美食を口にしてもたこ焼きと比べてしまうクセがあるため、最近父がレストランに連れて行ってくれなくなった。

家庭柄、料理の腕はそれなりである。

神態

翔のもう一つの顔である飛颯天。その名を翔(ショウ)と言う。
本名と同じ漢字で読み方を変えただけだが、翔の人となりを見たミステロの判断により名付けられた神名。

風の魔術に長けた俊足の神。飛颯天を追い抜ける者はいない。
また、あらゆるものの魂を肉体から分離させ、自らの体内に閉じ込めるという危険な能力をも持っている。この能力になぞらえて飛殺天とも呼ばれるが、翔の態度が前述の通りであるため、この能力は封印されている。
翔本人は後者の能力があること自体を知らない。


:げげんのすメモ:
翔=翔なのは、このキャラクターにおいて「同じである」ということが重要な要素であるため


飛壊天・歪

名前:敷島恭/しきしま・きょう
年齢:20歳
性別:男
職業:大学二年生、飛壊天

人態

飾り気の無い広量な青年。陶芸を愛してやまない。年下に甘く、同性愛者である。
常に笑顔を絶やさないことを信条としているが、付き合いの長い人間に言わせるとその様はいっそ不気味なほど。
飛六天の一柱、雷神飛壊天(ヒカイテン)。

自らに苦い経験があるため、誰かの笑顔を奪う悪人を放っておけない正義漢。秘めたる莫大な魔力に惚れ込んだミステロの懇願により、誰かを守れるなら、と飛壊天となることを受け入れた。一方、ものづくりの趣味ゆえに己の能力には少々不満を抱いている。
戦いの最中、アーリマンに親友を奪われたため、昨今はその奪回という明確な目的も持つ。

似た動機で半神半人の力を受け入れた守斗のことをとても尊敬している。
新入りの翔のことをとても可愛がっている。なんてったって年下である。とても可愛がっているが、

神態

飛六天随一の剛力を誇る、飛壊天。その名を歪(ヒズミ)と言う。ちなみにアクセントはひ。
ネーミングは「"歪む"ならまだ芸術の範疇」と食い下がった恭の希望によるもの。

雷の魔術に長けると同時に、魂の宿らないものを破壊する能力を持っている。
(陶芸作品には魂が宿っていると豪語していた彼は、飛壊天となって以来真実を見たという)
手先の器用さとは裏腹に、雷の魔術で底上げされた筋力で地を縦横無尽に駆ける粗雑なパワーファイター。魔術の精度はぼちぼち、下手な鉄砲数打ちゃ当たるのである。
本来、神族の住む次元と人間の住む次元は限られた通路を通らないと行き来できないが、飛壊天ゆえそのルールを一時的に"壊す"ことが許されている。


:げげんのすメモ:
父とは死別、母は精神を病んでいるため遠地で療養中。一人暮らし


飛竜天・時雨

名前:一條望/いちじょう・のぞむ
年齢:18歳
性別:男
職業:高校三年生、飛竜天

人態

翔の通う高校で生徒会長を務める三年生。口は悪く態度もでかいが、裏表がない為人望は厚い。でもやっぱり面の皮の方が厚い。
学校でこそカリスマ会長だが、飛六天の中では年下の部類に入るため、メンタルの弱さという弱点を度々露呈させている。
飛六天の一柱、水の神・飛竜天(ヒリュウテン)。

彼は二人目の飛竜天。前任は恭の親友だった男で、望がひたすらに憧れた人物、そして現在の緋竜堕天たるドラグネーダである。
尊敬する先輩の目を覚まさせるために後任の飛竜天となることを望み、ミステロに承諾された。とは言え元来の潜在魔力が高かったため、望の申し出はミステロにとっても願ってもないことだったという。

既に両親が他界していて、やたらでかい家に一人で住んでいる。遺産は家宅維持費に回されるためバイトに勤しみたいのだが、いかんせん飛竜天になってしまったので頭を抱える毎日である。

神態

飛六天のムツ○ロウさん。天界の獣を手懐ける能力を持つ神である。名を時雨(シグレ)と言う。
水の魔術をも使いこなすため、名前の由来はそこから。
人語を介し話す双頭の巨竜・ツヴァイを友としている。双頭だが意志は一つらしく、語りかけてくる声も一頭分。

神槍グングニルと呼ばれる槍を用いた戦闘スタイル。だが槍単品で使用することはほぼ無く、水の魔術と組み合わせた技を多用する。
また、ツヴァイの持つ天竜の目は、万物の魂を視、本質を見抜くことのできるものである。しかし、使い処が限られているため滅多に戦闘には用いられない。
槍使いなだけに先鋒型。


:げげんのすメモ:
甘えん坊。恭とは付き合いが長い。


飛縛天・鎖弥

名前:築城沙夜/つきしろ・さや
年齢:16歳
性別:女
職業:高校一年生、飛縛天

人態

翔が想いを寄せる美少女クラスメイト。
挫折を乗り越えた経験があるため滅多なことではめげない芯の強さを持つアクティブ少女。言いたいこと、言うべきことははっきりきっぱり言う。見た目の可憐さに騙され、恋を挫かれた少年は後を絶たない。
癒しの力を司る飛縛天(ヒバクテン)。

物心ついた頃に弟を事故で亡くしており、以来微かな寂しさを抱えていた。飛六天にスカウトされた際は、自分に備わる能力を聞き、弟の一件を思い起こしてこれを承諾した。
優しさと心の強さゆえに、飛縛天としての責務を「私にしかできないこと」であると捉えている。戦いの場に於ける覚悟は男共にも負けない。
しかし自らを「おねーちゃん」と呼ぶチェン=チェンには多少なりとも弟の影を見るので、彼との対峙だけは苦手な模様。

六人の中で唯一、自らが半神半人となったことを家族に打ち明けた。

翔に想われている一方で、沙夜本人は守斗のことが好き。だって素敵なんだもの。

神態

いかなるものをも繋ぎ止める神。その名を鎖弥(サヤ)と言う。
本名の響きを気に入ったミステロが、繋がりの意味を持つ字を充てたゆえの神名となった。呼び合う分には何の差異もない。
治癒魔法にも長けているが、そもそもの能力が治癒魔法との馴染みがよいため、徹底した後方支援に回ることが主である。
しかし武器として弓を所持しているため、攻撃にも参加すること多数。相手の動きを止めたり、攻撃を未然に防いだりとトリッキーな戦法を執る。


:げげんのすメモ:
道しるべ、導き手。


飛炎天・焔

名前:和泉・E・七雲/いずみ・エンディビア・なぐも
年齢:21歳
性別:男
職業:大学三年生、飛炎天

人態

大雑把でがさつなハーフの青年。
物事を斜に構えているが、その実誰よりも面倒見の良い兄貴分。
飛六天の一柱、裏リーダー飛炎天(ヒエンテン)。

ジパングに引っ越してきたばかりの頃中学でいじめられ、家に引きこもりがちになった。昼間外出することを嫌っていた当時の生活が身についてしまったのかはたまた気に入ってしまったのか、現在も夜間学部に所属している。
中三の時たまたまクラスメイトになった守斗の助けを得て不登校を脱した。守斗とはその時以来の親友で、飛炎天のスカウトを受けたのも守斗が同じ境遇に置かれていたため興味を持ったという軽い動機から。
中学時代気晴らしにと始めた夜明け前のジョギングが日課である。高校でついたあだ名がムキムキもやし。

現在は大学近隣のアパートで守斗と二人暮らし。むさくるしさに耐える日々を送っている。

飛炎堕天フィアルとは犬猿の仲だが、どこかしら不憫な彼女を心配する優しい(?)一面も持つ。

神態

あらゆる呪いを浄化する、炎の魔術に長けた神。その名を焔(ホムラ)と言う。
名前の由来は、分かり易く簡易に、という七雲の希望によるもの。

武器を持たず、魔術のみで一切の攻撃を行う。
射程距離を気にする必要がないので、遠近どちらにも順応できるマルチなバトルスタイル。
また、配下の天人たちを最も上手く使っている。久遠除く他の四神は天人に遠慮して滅多なことでは彼らに指示を出さないため、彼らの部隊も焔が指揮を執ること多数。


:げげんのすメモ:
エンディビア=チコリー。
イメージ的には「山田・キャベツ・太郎」みたいな……
でもこの世界にチコリーなんて野菜は存在していないからいいんだ……(


飛剣天・久遠

名前:佐伯守斗/さえき・かみと
年齢:21歳
性別:男
職業:大学三年生、飛剣天

人態

責任感が強く己に厳しいが、他者には温和に接するお茶目で食えない狸青年。
大の子ども好きで、訳あって夜間学部に所属しているのをいいことに日中は保育園でアルバイトをしている。
飛六天を率いるリーダー、剣神たる飛剣天。

高校に上がりたての頃、己が昔から世話になっている孤児院が偶然アーリマンの侵略の被害を被りそうになり、その場に駆けつけたミステロの目に留まる。
大切な場所を危険から守りたいという一心で、二つ返事で飛剣天となることを受け入れた。
困っている人を放っておけない極度のお人好しゆえ、凄まじいトラブルメーカーでもある。

大学進学を機に、親友・七雲のアパートに転がり込んだ。家賃はちゃんと半分払っているので文句は言われない。

沙夜から熱の籠もった眼差しを向けられるが、いかんせん疎くて気づけない鈍感男。

神態

全てを断ち切る剣神。適した物体を剣に変化させられる能力を持つ。その名を久遠(クオン)と言う。
冷徹な印象の能力とは裏腹の守斗の性格を見たミステロによる命名。あらゆるものを一瞬のうちに切り裂く力と真逆の意味の名を与えた。

人界を守護する神器、宝剣レーヴァテインを操る。魔力は全て身体能力の向上に充てた、徹底した肉弾戦型。
また、剣に付加する程度ならば各属性の魔術も使用することが可能。

また、配下の近衛団とは強固な信頼関係を築いている。


:げげんのすメモ:
二年前に緋剣堕天レイドの手により遺伝子に食い込む強力な呪いを受けている。
飛炎天でさえ浄化できないものだが、緩和させることはできる。
しかし緩和させないと生活に支障が出るため、守斗は生活のほとんどを七雲と共にせざるを得ない。


正神ミステロ

WWH世界の統治神。
己が育むべき無力な人間をこよなく愛する正神。
物腰が柔らかく温和な雰囲気を持つが、一方で人間を傷つける種族には一片の情けさえ与えない冷徹な面もある。
(かつて下界が人界と魔界とに分かれていなかった頃、人間を傷つけようとした種族を滅ぼしている)

突如来訪した負神アーリマンの手により人間が傷つくことを恐れたが、神族と天人だけでは対抗できないと判断し、自身の配下たる天人を指導するものとして半神半人の飛六天を生み出す。


飛六天それぞれの能力は、かつてミステロ自身が主神に創造された際に決定されたものである。そのため誰にどの役職を任命するかは決められるが、能力そのものに変更を加えることはできない。制限することは可能。

例:飛颯天の場合
水上翔を飛颯天に任命する。
翔には自動的に、飛颯天の能力である「俊足」と「魂の強奪」が与えられる。
この時、どちらか片方の能力を与えないでおくことはできない。
しかし、制限は可能であるため、「魂の強奪」能力に利用制限を設けた。

:げげんのすメモ:
ミステロは偽名


  • 最終更新:2019-01-25 02:13:23

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